怒りのパワー
怒りを原動力にした。強い怒り、激しい怒りが創業時のエネルギーになり、今がある。そういった話をあなたも一度は耳にしたことがないだろうか。確かに怒りはパワーだ。時には人生を変える大きな力にさえなるだろう。しかし、それは誰かに向けられた怒りではない。社会や制度、体制への怒り、あるいは怠惰な自分への怒りであって、気に食わないことがあったからと他人にぶつける怒りとは違う。
社員に対して怒ってばかりいると、仕事をしている気にはなっても、社内のモチベーションは下がり、結果としてはマイナスのことの方が多い。怒れば怒るほど売上が上がるのなら、いくらでも怒るが、実際には怒っても売上は決して上がらない。それどころか、長期的に見ると確実に会社の力を下降させる。
では、どうすればいいのだろうか・・・
社員の表の顔と裏の顔
サボっている社員、真剣に取り組まない社員を怒らなければ、真面目な社員までナメるようになる。怒ると緊張感が生まれ、きちんと仕事をする。もしかすると、あなたもそう思っているかもしれない。でも冷静に考えてみてほしい。あなたが怒ると仕事をする社員は、あなたの目が届かないところでは、いっそうサボるようになるのではないだろうか。
経営者であるあなたが怒るほど、社員は「表の顔」と「裏の顔」を使い分けるようになる。それでは社員の態度に裏表のない会社には、絶対に勝てない。あなたを恐れさせて仕事をさせるのではなく、あなたのビジョンやパッションに共感してもらい、自発的に仕事をしてもらうようにならなければ、永続的に成長する会社にはならないのだ。
そのためには、2つ大切なことがある。
1つめは、「怒る」ことと「叱る」ことを混同しないこと。
2つめは、仕事において「怒る」という選択肢を完全に排除することだ。
怒らないほど生産性が上がる
明日から経営者であるあなたは、絶対に怒ってはいけない。そう言われると、不安になるかもしれない。社員が緊張感を持って仕事に取り組むだろうか。ナアナアのヌルい雰囲気にならないだろうか。もしそう思ったなら、あなたは怒らない一番重要なポイントを見逃している。なぜなら、怒らない経営こそ、一番厳しい経営だからだ。
怒らない経営は、あなたにとっても精神的に厳しいかもしれないが、社員にとってはより仕事に真剣に取り組まなければいけないという意味で、厳しい。なぜなら、ミスをしたときや、ノルマを達成できなかったとき、上司から怒られれば、その場では反省しても、それで「チャラ」になったような気になる。怒った側も、それで落とし前がついた気になる。しかし現実には何も生まれていない。
怒りという感情的な要素を経営から取り除けば、残るのは数字だ。冷静に数字だけを見るようになる。うまくいかなかった場合は、怒るのではなく理由を訊ねる。原因を探る。次はどうするのかを考えさせる。社員も怒られないとわかっているからこそ、包み隠さず話す。原因は自分にあり、数字が行動の結果であり言葉であることを理解する。
とはいえ理屈はわかっても、そんなに簡単にできるものだろうか・・・
あの会社の本当の強さ
宅配寿司チェーンの「銀のさら」は、あなたも知っているだろう。デリバリー業として始めて上場し、成長拡大を続けるすごい会社だ。社長の江見さんは、実は怒らない経営のスペシャリスト。社員を怒らなかったからこそ、上場ができるまでに成長したと断言する。
あなたの想像に反して、怒らないことで生まれるデメリットはない。メリットばかりだ。想像してほしい。怒らないと決めたあなたはいつもニコニコしている。幹部や上司も怒らないから、社員も機嫌が良くニコニコしている。怒られるのではないか、という心配がないので、どんどんアイディアは出るし、ミスやクレームも隠さずすぐに上にあがってくる。お客さまの立場に立って自発的に考え仕事ができる。
怒らない経営を徹底すれば、こんな夢のような会社が本当に実現できる。それでもまだ、あなたは不安かもしれない。怒ることが必要な場面はあると感じているかもしれない。「怒る」ことと「叱る」ことの違いがわからないかもしれない。怒らない経営を実践したときの、社員への接し方がわからないかもしれない。
わからないことだらけだが、怒らない経営に挑戦したい、実現したいと思ったなら、ぜひ江見さんの話を真剣に聞いてほしい。怒らない経営のヒントどころか、答えをどんどん教えてくれる。なにが本質なのかを気持ちがいいくらい言ってくれる。この考え方は、間違いなくあなたの新しい指針になるだろう。
他にも、あなたは江見さんからはこんなことを学ぶことができる。
江見 朗氏のインタビューから学べること
- 今なぜ、デリバリー事業なのか
- アメリカから帰国後、日本でなぜサンドイッチ屋を始めたのか
- 日本に無かった業態で苦戦、そこから何を学んだか
- なぜ、サンドイッチ屋から寿司の宅配に発想を変えられたのか
- 最初、お客さまを集めるのに苦労したこと
- チラシを作るうえでのこだわりについて
- 「これはすごいビジネスチャンスだ」と思ったわけとは
- デリバリー事業の根幹は何
- チラシ配りはさぼれる、それを根本的に変えるには
- 「怒る」と「叱る」を混同していないか
- 「怒る」で問題は解決しないこれだけの理由
- 社員が、やる気がおきない理由はどこにあるのか
- 高圧的なマネジメントやルールで縛るとどうなるか
- 会社の方向性に必要な「共通項」の正体とは
- 自発的に興味を持ってもらう環境のつくり方
- 怒らないと何が起きるのか
- 怒ると社員が貧乏になる由縁
- 「信頼」の本当の意味
- 世界的潮流「シェアリングエコノミー」の展望
- 手段と目的を間違えていないか
- 人間として成長するために最も大事なキーワード
怒るのは自分の弱さ
江見さんは怒らないからといって、社員を叱らないわけではない。社員に媚びを売っているわけでも、ナアナアの関係を築いているわけでもない。誰よりも厳しい経営者の一人だ。だからこそ、一代で成長著しい上場企業をつくることができたのだ。
江見さんは言う。
「怒っていると効率が落ちて組織が弱くなる」
「怒ることで解決する問題はない」
そして自身が怒らない経営をする理由を、
「合理的に考えて、怒らない経営をする方が儲かるし、会社も社員も豊かになるから」だと。
社員を怒ることなく、会社を劇的に成長させたい人。そして、ニコニコしながら会社も社員も豊かにしたいと望む人は、ぜひ今すぐ江見さんからその極意を学んでほしい。怒っていた自分の甘さと、怒らないことで生まれる組織の厳しさ、そして会社の成長が劇的に加速することが実感できるはずだ。
出演者プロフィール

江見 朗(Emi Akira)
株式会社ライドオン・エクスプレス
代表取締役社長 兼 CEO
1960年、大阪府生まれ。
岐阜県下の進学校に進むが、卒業後は大学には進学せずフリーターになりその後渡米。
アメリカで寿司職人として七年半を過ごし32歳で帰国。
たまたま出会った松島和之(現、取締役副社長 兼 COO)と共に、サンドイッチ店を開業。
1998年、宅配寿司専門店(後の「銀のさら」)を開業、フランチャイズ展開して、宅配寿司業界国内シェアNo.1の企業に成長させた。
現在は宅配寿司「銀のさら」にとどまらず「釜寅」「すし上等!」「カレーキャリー」「あげ膳」などのブランドを展開、また一般レストランの宅配代行をする「ファインダイン」なども運営している。
2013年、東証マザーズへ上場。
2015年、東証一部へ市場変更。
その原動力は「怒らない経営」という理念で、話題になっている。

社員を怒ることなく会社を劇的に成長させる方法
- 出演者
- 株式会社ライドオン・エクスプレス
代表取締役社長 兼 CEO
江見 朗(Emi Akira) - 商品詳細
- DVD 1枚(収録時間約93分)
CD 2枚(収録時間約93分)
A4判の教材スクリプト(文字起こし) - 特別特典
-
特典として「24の質問」が収録されています
DVDには「怒りの根絶」十一か条、「ポスティング」極意十か条 - 決済方法
- クレジットカード、代金引換をご利用いただけます
- 発売日
- 2016年12月25日
単品購入
DVD+CDセット(おすすめ!)
11,850円(税抜) 送料無料!
DVD
9,073円(税抜) 送料別 500円
CD
9,073円(税抜) 送料別 500円
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