イノベーションを起こす企業や起業家は世の中に数多くいます。しかし、創業10年強のベンチャー企業でありながら、成長し続ける社員と組織を「市場」と一緒に育て続けている起業家がいます。もしあなたの業界で同じことが起きる前に、ぜひ見ておく必要があります。

ペット業界の市場規模は1兆2,145億円（『ペットビジネスハンドブック』（産経新聞メディックス刊））
ともいわれ、今後も成長し続ける業界の一つです。
今回インタビューさせていただいた、アニコムホールディングスの小森伸昭さんは、
人間の健康保険と同じように動物病院に保険証を持っていくと治療費を保険金で
サポートしてくれる「ペット保険」を行っている、国内最大手の経営者です。

でも、ビッグインタビューズですから「ペット保険」というビジネスモデルのことについては
他の雑誌やテレビ番組に譲り、
起業家・経営者としての小森伸昭さんに焦点を当てお伝えしていきます。

このDVD（CD）をご覧いただくことであなたがわかることとは何か。
一部を紹介しますと、

・企業理念を浸透させる方法は一つだけではない！その方法とは？
・あきらめなければ、失敗ではないという生のケーススタディを学べます。
・一見、非効率とも思える仕組みが会社組織の寿命を長くするわけとは。
・シンプルだけど、採用で人の本質を見抜くことができる質問とは。
・小森伸昭さんから学ぶ、起業家のだれも陥る落とし穴と解決策とは。

企業理念を浸透させる方法は一つだけではない！その方法とは？

企業理念の浸透方法は？と聞かれて、あなたは何を思いだしますか？

クレドカード、朝礼での唱和、感動ムービー。

感動ムービーが思いついたあなたはかなりのビジョネットファンです。（笑）
いつもありがとうございます。

よく挙がるものとしてクレドカードがあります。
実際、あなたの会社でも実践されているかもしれませんが、
ザ・リッツカールトン・ホテルのスタッフが常に持ち歩くことで有名になったクレドカード。
いつも経営理念や行動指針を肌身離さず持ち歩くことで、何か困った時のよりどころになります。

これらの手法も大変素晴らしいですが、
小森さんの会社にはさらに進化した経営理念の浸透法を実践しています。
これを見てしまうと明日からあなたの会社がとてもパワフルで
エネルギーに満ち溢れた朝礼や会議になってしまいますから注意してください。

その方法とは「経営理念をさわる」です。

決して経営理念が彫刻された置物を触るわけでありません。

言葉に音やにおい、動きなどをつけて記憶に浸透させるのです。
たとえば、あなたもある香りを嗅ぐと過去の記憶がふと湧いてくることがありませんか。

他にも、昔聞いていた曲が流れてくるとそのころを思い出したり。

あらゆる感覚を使って経営理念を浸透させることでまるでさわるかのように
経営理念を自分のものにしていくのです。

小森さんはまだ規模が小さかった頃から実践しています。
徹底して理念を浸透したからこそ、わずか10年近くで200名以上社員さんを抱え、
売上100億円以上の企業を作り上げしまったのです。
このインタビューを見れば改めて企業理念の浸透を考えたくなります。

あきらめなければ、失敗ではないという生のケーススタディを学べます。

松下幸之助の名言に
「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するところまで続ければ、それは成功になる。」
というものがあります。

小森さんもまさにこの通りの起業経験をしています。

「同じようなこと他でも聞いているから今更いらない」とお感じになったら、
もう少しだけ読み続けてください。

小森さんが起業したばかりのころ。
資金難で会社を解散すると宣言したことがあったそうです。自殺まで考えて。

ここであきらめて解散し会社をつぶしてしまえば個人としては楽だったかもしれません。
でも、ここで小森さんを救ってくれたのが社員だったのです。
つらい経験ではありながら、この出来事があったからこそ、
個人の集まりが「組織」に生まれ変わることができたのです。

あなたの会社がもし個人商店の集まりでマネジメントがなかなかうまくいかないというお悩み
があるのであれば、小森さんのインタビューは多くのヒントを与えてくれます。

あきらめないで続けることで必ず成功が現れます。

会社をつぶすとか、自殺するなんてことは決して冗談でも言ってはいけませんが、
組織をまとめていく上で、あなたの本気さが社員さんに伝わります。
もうこのまま今の事業をやっていても全然良くならないとお感じになっているのではあれば、
まだあきらめてはいけません。
あなたの覚悟を今一度伝えることで道が開けます。

小森さんが会社をつぶしそうになった時は社員数が10名ほどたったそうです。
そう考えれば、あなたにだって必ずできるはずです。

一見、非効率とも思える仕組みが会社組織の寿命を長くするわけとは

もし、経理経験のない人に「あなた、明日から経理ね」とあなたは言えますか。

それも3年という短いスパンで小森さんはどんどんジョブローテーションを行います。

もちろん、社員数が何万にもいる大手企業であれば経理担当だけでも1人ではないでしょうから
十分にゼロから学ぶこともできるかもしれません。
しかし、200名の会社で「激しいジョブローテーション」をするには、
異動だけでもリスクがあります。
さらに、新しいことにチャレンジするには「手を挙げた順」で担当してもらうそうです。
経験や能力で仕事を振った方が仕事は早いでしょうし、安心して任せることができます。

一見、非効率とも思えるこれらのことは、実は会社組織の寿命を長くするために役立っています。
あらゆる役割の人が相手の気持ちを理解することができれば
つまらない縄張り意識もなくなりまし、互いを尊敬しあう組織が作ることができます。

ただ、よく考えればいかにもベンチャー企業ならではと思いませんか。

会社経営をしていると変えることが怖くなってしまうことがあります。

それは気持ちの問題だけに限らず、商品のこと、仕事のこと、組織のことなど
今うまくいっていることに安住してしまうのは人の常です。

もちろん、変えてはいけないこともありますが、
組織が生き残るためには、変えていかなければいけないことだってあるのです。

最近、今までの成功体験に安心してしまっているなと感じているのであれば、
もしかしたら今変わる時かもしれません。

小森さんは常に変えまくっています。だからこそ新市場を作り出し、
さらに成長し続けているのだと思います。

まだまだ、小森さんのインタビューでわかることはたくさんありますが、
この次は実際のインタビューをご確認ください。

ペット業界とは関係ないからとお感じなっていても安心してください。
ペットのお話はほとんど出てきません。
あくまでペット保険はビジネスモデルの一つですから、
もし小森さんが居酒屋を経営していても共通するお話が出てくると思います。

自分は経営者じゃないからちょっと難しそうとお感じになっている方も大丈夫です。
会社、学校、地域社会、家族、同じ趣味の仲間など
あなたは少なくとも何かの「組織」に関わっていると思います。
小森さんのインタビューから学べる、変化し続け、
成長し続ける組織作りは必ずあなたの人生に役立ちます。

小森 伸昭氏のインタビューから学べること

• ベンチャー企業が業界最大手のペット保険会社を作れたわけとは。
• 小森社長が保険会社の起業を決意した「業界の常識」に対する疑問とは。
• 資金難で会社解散寸前の逆境から立ち直り、上場まで実現した「真実を見つける思考術」とは。
• 人事評価で降格させる文化をつくる本当の理由とは。
• 企業理念の浸透とガラス張りの会議室の関係とは。
• どんなことでもロープレすることで社員が得られる気付きとは。
• 昨日まで営業だった人が経理部配属になってしまうほど激しいジョブローテーションを頻繁にやっているわけとは。
• 真実を見極め本質思考のマネジメントをするとき、マネジャーに求められることとは。
• PDCAに「I」をつけてPDCAIとしているわけとは。
• 採用で、シンプルだけど人の本質を見抜くことができるある質問とは。
• 社内の様子をインターネットにすべて公開しているわけとは。
• 「さわれる経営理念」とは。
• 成功を実現するために起業家が1つのことに集中する必要がある本当のわけとは。