働く時間,場所休み等すべて自由!? | Visionet（ビジョネット）

目標を毎月達成させようと追い込む日々。

その後交通死亡事故がおきました。
経営者として認められたい。
親父を超えたい。
そんな思いから社員を追い込み。 ipadを投げつけ壁に刺さったこともあるといいます。

死亡事故を起こしたときは、トラックがなくなれば事故が減るから、大好きだったトラックの仕事をやめようと思ったこともあるそうです。
そんなとき、相談にのってくれた経営者がいいました。
「なくすことではなく、活かすことを考えたら？」
そこから、宮田社長の経営が変わっていきます。

どこの会社に働くことができず１年以上会社に出勤するだけでみんなが手を叩いて喜ぶ社員がいたそうです。
１年後聴いたそうです。
「何かやりたいことあるのか？」すると、「数字は裏切らないから数字が好きだ」と。
それならと、経理をやってもらうことにして、今ではバリバリの経理マンになっているそうです。
なぜそこまでするのでしょうか？
あなたなら1年間待てますか？

こんな社員の方もいるそう。
今は２１歳の女性。2歳で両親に捨てられ、覚醒剤中毒。路上生活で保護されてトラックが好きだというから預かって、会社を2回やめて、3回目戻ってきて働いているそうです。
でもこの女性に対して、
「何回やめてもええ。また帰っておいで」「いつも居場所がある。そういう会社を作りたい」
感動します。

社員が自主運営する「みらい会議」

これもすごいです。

全国の支店から任意参加でも社員さん、パートさんが会社をどうよくするかを考え、発信していくために集まってきます。
中には、家族や親もこの会議に連れてくる社員さんもいるそうです。なんなのでしょうね？
外部の方に参加できるようにして、数字などフルオープンにしているそうです。
会計士の方からはここまでやらなくてもといわれるそうです。
なぜそこまでやるのでしょうか？
インタビューでぜひその理由を聞いてみてください。あなたの会社が成長するために大切なことを教えてもらえます。

重要なのは、ここまで読んで
じゃあ売上の方はどうなんだろう？
気になるところだと思います。
それが会社は着実に成長しているのです。
数字もしっかり目標は持っていますが、数字が全ての経営ではありません。
社員さんを信じて、見えない成果を大切にしている経営。

宮田運輸さんにはたくさんの支援者が自然と集まり応援される会社になっています。
自分の力でやれる経営は限界があります。
が、周りの人から応援される会社は無限大です。
宮田運輸の宮田社長の話を聴いてほしいです。
この手紙を読んでいる方全員に聴いていただきたい話です。

宮田博文氏のインタビューから学べること

社長が涙するフィロソフィ動画
人事評価はしない。それでうまくいくのか？
戦略的に計画しない。その理由は？
なぜそこまで社員を信じれるのか？
3回やめても出入り自由。なぜそこまでやるのか？
みらい会議は自主参加。会議にお母さんや奥さんも連れてくる社員。外部の方に資料もオープン
危機管理やガバナンス。もっと大事にしないといけないことがある。
続く会社を考えるの出れば続く社会を考える。だからわけない。
究極の生産性は人間性を高めること。
不確実な時代に経営で問われる事とは
世界中から、未来から応援される会社になるために大切なこととは？

出演者プロフィール

宮田博文

株式会社宮田運輸

代表取締役

株式会社宮田運輸
代表取締役社長
宮田博文（みやたひろふみ）

1970年大阪府生まれ。
高校卒業後、祖父が創業した宮田運輸に入社。
運転士、専務などを経て2012年社長に就任。

社長就任当初、従業員に対する管理を強め、
数字を上げようとしたことが引き金となり、
死亡事故が発生。
それまでの成果主義から方針を大転換。
従業員をとことん信じる
「心の経営」を理念にする。

死亡事故をきっかけに始めた
「こどもミュージアムプロジェクト」は、
トラックに子どもの絵を
ラッピングすることによって
優しい運転になり、
事故抑止につなげる運動。
現在230社以上の企業が参加。
国内のみならず、中国、韓国など
海外の官公庁、企業からも注目を集めている。
また、毎月1回の経営会議「みらい会議」は、
従業員以外に、家族や外部の方でも
誰でも参加でき、営業成績まで公開している、
「数字・体・心」の会議。
これらの取り組みは多くのメディアでも
話題になっている。
営業成績も右肩上がりで、就任当時から
今日まで約2倍の事業規模に成長している。

【出版】
『社長の仕事は社員を信じ切ること。それだけ。』
　　　　　　　　　　　　　　　かんき出版