今回ご紹介する教材は

「靴下屋」などのお店を全国展開するタビオの創業者、越智会長です。

この越智会長の話には、「商人としての生き方」、「一つのことを愚直にやり続けることが大きな結果を生み出すこと」など、リーマンショック以来短期的なビジネス思考ではなく、長期的な思考で考えることが、繁栄につながることを越智会長の生きざまから痛感して頂けると思います。
ぜひ何度も何度も学んでいただきたい教材と自信をもっておすすめできます。
時折わかりにくい言葉でお話される部分もありますが、逆にいえば越智会長の人柄を感じさせていただけるところでもあります。

そんな内容となっていますので
長期的に繁栄していく経営とは何か?
永続的な成功とは何か?
商人としての生き方とは?
自分の得意分野で世界一を目指す考え方

などを学びたい方にとっては貴重な教材となることでしょう。
逆にいえば、すぐに売上が上がるようなテクニックだけを求めている方にはおすすめできません。


越智会長は15歳の時に靴下を売る会社に丁稚で働いて以来、 「世界一の靴下屋になる」ということだけを55年間想い続けてきました。

今では年商150億を超えていますので、その途中ではいろいろな事業への誘惑、投資の誘惑があるはずですが、一切に他のことには目もくれず、靴下で世界一になることのみを55年間目指し、今もそのことしか考えていないということです。
寝てもさめてももっと質の高い靴下のことを考え、油断するとすぐに靴下のことを考えてしまうと冗談まじりに靴下のことだけを考えている生活を55年間続けてきたとおっしゃっていました。

「靴下」という商品は決して目新しい商品ではありません。
まして、フォローの風が吹いているような事業ではありません。
ところが「世界一の靴下作ろう」と靴下だけのことを考えて、創意工夫をして行った結果、今の会社、今の売上を築くことができました。

この越智会長の姿勢には、決して差別化できるような商品でなくても、IT業界のような成長する業界でなくても、地道な積み重ねをしていけば大きな事業を作ることができるんだと感じさせてくれます。
むしろ、誰もが見向きもしないような業界や商品だからこそ大きな志をもってやっていけばそのことが最大の差別化になるとも思わせて頂けます。

少し考えてください。今、50年間、100年間想い続け実践したいテーマがありますか?

そして、今の会社をここまで持ってくる過程には、何度も何度も壁にぶつかったといいます。
その時常に考えてきたことは
「商売のヒントはいつも足元に落ちている」
という考え方です。
例えば、在庫を増やすことなく受注を受けて靴下を販売する方法はないかを模索していたとき、ラーメン屋さんからヒントを得たといいます。

ラーメンをつくるとき決して1日前のラーメンを作っておいて出すということはしません。
当たり前ですが注文を受けてから作る。そういうシステムです。
ならば、靴下もラーメン屋と同じように注文を受けて作る方法ができるのでは?単純にそう思ったそうです。それが今の生産システムの基礎作りになりました。

越智会長はいいました。

足元にビジネスヒントは足の踏み場もないほど落ちている

この教材の中には、特に経営者、商店経営者、いつか会社を自分の手で作ってみたいと思われる方には、記憶喪失になっても忘れたくない言葉がこの教材にはてんこもりです。

越智会長は先もお伝えしたように、靴下を販売する会社に15歳で丁稚して以来、50年以上「靴下で世界一になる」ことだけを考えて仕事をしてきました。

好奇心旺盛な経営者は一つのことを極めることよりもついつい色々な事業に首を突っ込みたくなります。
そんな方に越智会長の50年以上も靴下だけのことを寝ても覚めても考えて、世界一になることのみを夢みている経営者の生きざまは、後頭部を殴られたような衝撃があると思います。
ぜひビジネスを1ランク、2ランクレベルをアップしたい方には越智会長の商売への考え、姿勢をぜひ学んでほしいと思います。

また、会社を社会に存在意義のある会社にするかどうかは、トップがどんな高い志を持っているかどうかに尽きるということをこのインタビューで感じ、自分はどんな分野で世界一を目指すのか?
もし自分が志半ばで死んだとしても自分の代わりにこの分野で世界一を達成してくれと言えるものをたった一つでもいいから持ちたいと思わせて頂けるはずです。

越智 直正氏のインタビューから学べること

  • わしは1番以外は何の目標もないです。わしは世界一以外には、何の目標もない男です。
  • 関西のルーツというのが、「才覚、算用、始末」という教えです。 要するにその起こった問題に対して、ありとあらゆる力を使い、才覚を働かせる。自分の才覚を徹底的に働かせる、ということです。 「算用」というのは、計算なんかとは全然違います。
  • 知識集約型の産業の三大ビジネスとは、コンピュータ産業と航空機産業、そして我々のファッョンビジネスですね。それはハードとソフトというのが一体にならなかったら、成り立たないことなんです。
  • 最高傑作はどれですかと聞かれて、チャップリンが「ネクストワン」と言うたと。常に最高の商品を、わしは作ってます。過去のものは最高ではないということです。
  • ヒントというのは、商売人には足の踏み場もないぐらいあります。
  • うちはまだ150億ですが、「先がない」と言うたら、「わしはアホ」と言うてるのと一緒のことでんがな。まだ際限ないぐらいあります。世界中を相手にしたら、何兆円ということになります。
  • 価格競争するというのは、金持ちのやることですわ。わしはよその商品と比べて価格競争するなんて気持ちは、全くないです。
  • 我々は事業経営者とか企業経営者。企業というのは、「業(ごう)」を「企てる」生き方をしとる人のことを言います。
  • 歴史の勉強をしてみなはれ。最初があって最後がある。それをずっと読んでいきよったら、一定法則というのがわかります。
  • 上手に儲けようとか、絶対に思わんことや。自分とこで作ってる商品はどうなんや。この値段でええんかどうか。このサービスでええんかどうか。それだけ考えたら、それでよろしいのや。
  • もっと恥ずかしいのは、儲け過ぎることやと思う。商人で一番恥じないといかんのは、それやと思う。

出演者プロフィール

越智 直正(Ochi Naomasa)

タビオ株式会社

代表取締役会長

1939年 愛媛県生まれ。
15歳の時大阪のキング靴下鈴鹿商店に丁稚奉公に入る。
13年間働き続け、靴下屋になることが自分の天命だと思うようになる。
1968年 28歳の時に独立。
「ダンソックス」の称号で総合靴下卸売業を創始。
1977年 株式会社ダン設立。
販売機会を逸することなく的確に顧客対応ができ、
商品の在庫ロス低減と高効率運用を確立する。
越智会長

1984年 「靴下屋」のフランチャイズチェーン1号店を開設。
2000年 10月大阪証券取引所市場第2部に上場。
2002年 にはイギリスのロンドンに「タビオ」1号店を開店。     
靴下の製造・卸・小売りで業界トップの座に就く。

プロデューサー 王

商品のアイデアはいつも足元に落ちている

出演者
タビオ株式会社
代表取締役会長
越智 直正(Ochi Naomasa)
商品詳細
DVD 1枚(収録時間約75分)
CD 2枚(収録時間約75分)
A4判の教材スクリプト(文字起こし)
特別特典
決済方法
クレジットカード、代金引換をご利用いただけます
visa jcb Master AMEX
発売日
2009年4月25日

単品購入

DVD+CDセット(おすすめ!)
11,850円(税抜) 送料無料!

DVD
9,073円(税抜) 送料別 500円

CD
9,073円(税抜) 送料別 500円

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