たった1年で1000億円もの借金を返済し、10年後には経常利益200億円を稼ぐまでに再生しました。 その過程で実践したことは、企業が成長し続けるための原理原則が数多く隠されています。 会社の成長が順調な経営者であればあるこそ、学んでおきたい経営のヒントを学んでください。

1000億円の借金を1年で返済できたわけ

あなたのミッションは
「借金1000億円の会社を立て直すこと」
そんな試練を与えられたらあなたは何から始めますか。

元東レインターナショナル社長の田中健一さんが63歳にして任せられたのは
30年間赤字続き、借金が1000億円もある会社の再建でした。

借金の額だけでも足がすくむような状況にも関わらず、赤字体質の会社を再建するというのは
並大抵ではないことは想像ができます。

しかし、田中健一さんは社長に就いてわずか1年で借金を返済し、黒字化に成功しました。
それも親会社からの指示とは全く逆のことをしたのです。

経営やビジネスでは日々壁にぶつかる連続です。
大きな壁に直面すると今まで自分がやってきた習慣ややり方で壁を突破しようとします。
しかし、壁が高くなればなるほど今までのやり方は通用しません。

早期の借金返済のためには人員削減や給与カットなどを決断しなければいけませんでした。
人を減らすわけですから会社をでる社員からは恨まれることも覚悟しなければいけません。

しかし、現実は恨まれるどころか、
会社を離れた元社員たちが田中さんを囲んでお酒をのみながら感謝するということがあるそうです。

なぜ辛い経験をしたはずの社員たちが喜んでいるのでしょうか。

そこには、常識や慣習で仕事をしていては実現できない高い壁の乗り越え方があります。
はたしてその乗り越え方とは。

人と組織を育てる「上司学」

あなたの会社では社員の目標は、「できそうな目標」ですか。
それとも「簡単にはできない目標」ですか。

組織で働いていると、つい高い目標よりも安定的に達成できるできそうな目標を立てがちになります。

だれかがやってくれるだろう。
自分が目標達成できなくても何とかなるだろう。

そんな甘えを感じたことはありませんか。

言うまでもありませんが、目標の設定は人を育て、組織を育てるためにとても重要な役割を果たします。
たとえば、田中健一さんは社長として資金繰りに苦しむ関連会社の社長に
それまで慣習となっていた資金支援を止めてしまいました。

「大企業の傘下にあれば、多少の赤字でも資金は融通してもらえる」

そんな考えを一蹴し、頭を使わせることで資金繰りの問題を解決したのです。
できないことをできないで終わらせることなく、
今のやり方以外に方法がないかを徹底的に考えさせることで、
親会社に頼ることなく、どの会社も資金繰りの壁を乗り越えることができました。

一見、非情にも思える厳しさには人と組織を育てる本質が隠されています。
上司として、もし、甘えを許しているのであれば
田中健一さんの「上司」としての心構えは今すぐにできる会社成長の秘訣です。

3年かけてやることを1年で実現する

1年でできないことを3年かけても実現しない。
それぐらいのスピード感を持ってすぐにでも結果を出したい。
これは多くの経営者に共通の思いではないでしょうか。

1000億円の借金がある会社を再建するために3年もかけていたら借金はますます増え
取り返しもつかない状態になります。

同様に、ビジネスでもだらだらやっていては気づいたらすでに
ライバル企業がトップシェアを取れられてしまうことがあります。
それは常に危機感を持っているかどうかの違いから生まれてきます。

田中健一さんは再建を任された時自ら任期を1年としました。
「1年たって目途が立たなかったら、もう何年やっても同じです」
そんな思いでチャレンジしたのです。

会社の業績が良いとつい、危機感に対して甘くなってしまいます。
もう少し時間をかければ結果がでるから今はまだ様子見だといっているといつまでたっても
成功はしませんし、5年後には成功しようと漠然とイメージしても5年経っても成功はしません。

業績が良い、悪いに関わらず、「危機感」が会社を成長させます。
30年間誰も黒字化できなかった会社を目の前にした本物の危機感とはどういうものでしょうか。

明確なビジョンを持ち続け、本気でぶつかること恐れない

田中健一さんはサラリーマンとして逆境の連続でした。
上司とぶつかり出世の道から幾度と外されますが、高い問題解決能力や行動力によって、
東レの社長ポスト寸前まで出世します。

しかし、そこでも上司とぶつかり違う道を選ぶことになるのです。
組織人やサラリーマンなら出世を棒に振ってまで上司とぶつかることはないでしょう。
そういう意味で田中健一さんの生き方「本気でぶつかることを恐れない生き方」と言えます。

自ら会社を経営していると自分の意見に反対する社員は正直使いにくいと感じるかもしれません。
しかし、YESマンばかりでは会社は成長しません。

そして、経営者として、上司として社員や取引先に嫌われることを恐れていても組織は成長しません。
田中健一さんの生き方を学ぶことで本気でぶつかることを恐れないこと、
同時に明確なビジョンを持ち続けることの大切さを気づかされます。

高い目標やビジョンの実現は優しさだけでは現実ものにはなりません。
誰も再建できなかった赤字体質の会社が生まれ変わったのは上司としての厳しさでした。

業績が順調な会社や急成長している会社の経営者、リーダーは田中健一さんから
ぜひ「本当に成長する会社の理由」学んでください。

田中 健一氏のインタビューから学べること

  • 誰もが再建不可能だと思ってた会社に、復活の可能性を感じた瞬間とは。
  • 再建を成功させた田中健一さんが持ち続けた信念とは。
  • リストラされた社員が、恨みを持つどころか今では田中さんに感謝しているわけとは。
  • 30年間赤字続きの会社が実質9ヶ月で復活したわけとは。
  • 「行動をする目標をいうのではなく、結果の目標を言うのだ」という言葉の真意とは。
  • どうやったら売上げが10年で6倍になったのか。
  • リーダーに必要な素質とは。
  • 部下と話をするときに上司として負けてはいけないこと。
  • 問題を解決するための高い目標設定法とは。
  • 結果を出すビジネスパーソンの習慣とは。
  • 海外でビジネスを成功させるために大切なこと。
  • 優秀な人材かどうかをどうやって見分けたか。
  • 人をやる気にさせる「上司」とは。
  • 「ボートを川上に向かって漕がせるな」の意味とは。

出演者プロフィール

田中 健一(Tanaka Kenichi)

元東レインターナショナル

社長

京都大学法学部卒業後 1962年、東レ(株)入社、輸出部へ配属
1969年から4年にわたりニューヨークに駐在する
1976年、マレーシアにある東レ子会社の工場に配置転換
工場改革に手腕を発揮し合併パートナーに認められる
1979年に同社の香港本社に栄転
ここでも事業再生を成功させ1983年に東レ本社の主力・炭素繊維部門の課長に返り咲き事業部長まで務め上げる
1992年、設立されて間もない子会社、東レインターナショナル(株)に移籍し1999年に社長就任
年商500憶円を10年で3000億円に育て上げた
さらに2003年、東レの命により、30年間赤字続きで誰もが再建不可能とみていた
東レの出資先・蝶理(株)の社長に就任1年で借金1000億円を全額返済するとともに
黒字化に成功その後、持続的に成長を続ける会社に転換させた
2007年、社団法人ディレクトフォース代表理事として600人の企業役員OBの社会活動推進にあたる
2010年、社外取締役紹介の株式会社プロネッド会長
著書
『仏の心で鬼になれ。「上司道」を極める20の言葉』(WAVE出版)

プロデューサー 王

30年間誰も黒字にできなかった会社をわずか1年で復活させたわけ

出演者
元東レインターナショナル
社長
田中 健一(Tanaka Kenichi)
商品詳細
DVD 1枚(収録時間約98分)
CD 2枚(収録時間約98分)
A4判の教材スクリプト(文字起こし)
特別特典
特典として「25の質問」が収録されています
決済方法
クレジットカード、代金引換をご利用いただけます
visa jcb Master AMEX
発売日
2013年9月25日

単品購入

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11,850円(税抜) 送料無料!

DVD
9,073円(税抜) 送料別 500円

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9,073円(税抜) 送料別 500円

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